カナダ・アルバータ州で最も注目されている日本人であり、世界的バレエダンサー・振付師である、服部有吉さんをご存じでしょうか。
バレエ関係者以外の人にはあまり知られていないかもしれませんが、日本の誇るべきトップダンサーです。
今回はそんな服部有吉さんのプロフィールを深掘りしていきます!
プロフィール

名前 :服部 有吉(はっとり ゆうきち)
生年月日:1980年9月12日
職業 :バレエダンサー、振付家
出身地 :東京都
身長 :162cm
年表
服部有吉さんはどのようなバレエ人生を歩んできたのでしょうか。
年表にして確認していきましょう。
1986年 | クラシックバレエを始める |
---|---|
1993年 | ジュニアバレエ/AMスチューデンツに入所 |
1994年 | 13歳でドイツのハンブルク・バレエ学校に単身留学 |
1999年 | ジョン・ノイマイヤーにその才能を見出されハンブルク・バレエ団に研修生として入団 |
2000年 | ハンブルク・バレエ団の正団員となる |
2003年 | 東洋人初のソリストへ昇格 |
2006年 | アルバータ・バレエ団へ移籍(プリンシパル及び振付師として) |
2010年 | バンクーバーオリンピックの開会式に、ダンサーとして出演 |
2016年 | アルバータ・バレエ団を退団 |
2017年 | カナダ建国150周年のビックイベントの構成/演出/振付/出演する |
13歳の若さでドイツに単身留学してしまうとは、よほどの才能があったのでしょう!
素晴らしい経歴ですね。
ダンサーの道を選んだキッカケ

ご両親が役者だったことから、幼少時より舞台の人々に囲まれて育ち、劇やミュージカルをたくさん観に行っていたそう。
そして、6歳のときにはじめて『アニー』を鑑賞して同い年の子供たちが出てくるのをみて、これならできるぞ!と思ったようです。
そしてバレエを習い始めましたが、途中でやめることはなかったとのこと。
それは、ご両親や周りの人々をを見ていたので、パフォーマーとして必要な心構えを知っていたからだそうです。無意識のうちに、険しい道のりだということは理解していたので、途中で投げ出さずにずっと続けたとのこと。
幼少期から根性があったんですね!
13歳でドイツに単身留学

幼少時、大人に囲まれて育ったので、学校の仲間となじむことができなかった服部有吉さん。
ドイツのハンブルク・バレエ団が来日した際に、『白鳥の湖』の子供1人(第一幕の群衆のシーン)を演じたそう。
そしてスタッフに留学について相談するよう母親から背中を押されて、勇気を出して聞きにいったんだとか。
そこからは自然に、留学への道に進んだようです。
13歳という若さでその行動力、素晴らしいですね!
ハンブルク・バレエ団
服部有吉さんは、ジョン・ノイマイヤー振付『冬の旅』で主演し、バレエ団初の東洋人ソリストとなりました。
ノイマイヤーが服部有吉さんと共に振付けた『ニジンスキー』のソロは、ローザンヌ国際コンクールの課題曲となっています。
アルバータ・バレエ団
服部有吉さんが行った主なる振付は「七つの大罪」「モーツアルト作品集」「カルメン」等になります。大活躍ですね!
そして、バンクーバーオリンピック開会式、カルガリースタンピードにも連続出演されました。
家族構成

服部有吉さんのご家族には、才能あふれる音楽家や俳優だらけのようです。
祖父:昭和を代表する作曲家 服部良一
父:俳優 服部良次(芸名・吉次)
母:女優 石井くに子
伯父と従兄:作曲家の服部克久・服部隆之
従姪:ヴァイオリニスト 服部百音
大叔母:宝塚歌劇団娘役出身の歌手 服部富子
ものすごい遺伝子ですね!それぞれが色々な方面で才能があるご家族です。
全員揃ったらどんな会話になるのでしょうか。のぞいてみたいですね!
語学力

服部有吉さんは、
日本、ドイツ、カナダ
に滞在したことがあるようです。
そして話せる言語は、
日本語、ドイツ語、英語
ですが、バレエ団には17か国から集まった同僚がいたので、
ロシア語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ルーマニア語
も挨拶や普段の簡単な会話はできるとのこと。
こんがらがったりしないのでしょうか…?すごいですね!
語学の勉強方法

そんな服部有吉さんが、どのように語学を学習したのか、気になりますよね。
以前のインタビューによると、服部有吉さんが13歳でドイツに単身留学をした際、ドイツの現地校に行ったそうです。
周りは日本人がいない状況で、授業はすべてドイツ語。
そんな状況下で、3か月でドイツ語を話せるようになったんだとか。
そして徐々に上達して、新聞や小説も読めるレベルになったようです。
パフォーマンス動画を集めました!
バレエダンサーにしては珍しく身長は決して高くはないのに、1人存在感がとてつもなく、踊りもまるで人間ではないような動きをしますね・・・!
こちらは、インタビュー動画になります。
H/W SCHOOL OF BALLET
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2016年にアルバータ・バレエ団を退団後、なんと、キャリアを生かしてバレエスクールを立ちあげて、芸術監督として活動しているようです。
学校名は、Hattori/Williamson School of Ballet(H/Wバレエスクール)。
どうやら服部有吉さんと、Tara Williamsonさんの名前が入ったスクールのようです。
クラスも、プロフェッショナル、ジュニアクラス、大人、サマースクール、オンラインスクールと5つに分けられていて、かなり規模の大きいスクールですね。
日本人として海外でバレエダンサーとして大成し、さらに振付師や芸術監督としても活躍するなんて、すごいですね!日本人の誇りです。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
海外の地で同じ日本人が活躍していると思うと応援したくなりますし、活躍がどんどん気になりますよね!
これからも、ダンサー兼振付師として、ますますご活躍されることを祈っています♪
